民生委員・児童委員は、日本の地方自治体において、地域住民の福祉や生活に関する相談や支援を行うボランティアの役職であり、全国で22万5356人が任命されている(2022年12月1日時点)。民生委員・児童委員は毎月、活動記録を作成し、所属する民生委員児童委員協議会に提出する必要がある。
活動記録は、厚生労働大臣の委嘱を受けた民生委員・児童委員が、具体的にどのような活動を行なっているかを記録し、国に報告するものであり、民生委員・児童委員としての責務の一つといえます。全国約 23万人の活動記録を集計・分析することで、民生委員・児童委員活動の現状を明らかにするとともに、国民が直面している福祉課題、生活課題を明らかにすることに役立っています。
活動記録 記入の手引き〔平成29年6月版〕,全国民生委員児童委員連合会,p.1
このように、活動記録の作成と提出・分析は重要な意味を持っている。
一方で、当該記録は紙媒体での作成が前提とされており、記録作成に手間がかかり、手計算のため誤差も生じうる。民生委員・児童委員は2022年12月1日時点で1万5191人の欠員が生じており、幅広い人々の参加が得られるような取り組みや、民生委員・児童委員の負担軽減や活動の効率化が、今後は不可欠であるとされている。そこで、当法人は民生委員・児童委員の活動記録書式のExcel版を作成し、無償で公開する。
使用上の注意
・当ファイルの書式は「2023年度版 民生委員・児童委員 活動記録(全国社会福祉協議会,2023年)」に準拠している。また、上記資料に記載されている記入例や分類表は、当ファイルには含まない。
・当ファイルへの記録方法は「活動記録 記入の手引き(全国民生委員児童委員連合会)」等を参照すること。
更新履歴
2024/02/26 v1.0を公開しました。
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