(2023/05/02発行)
よだか通信
vol.1
自由な場づくりについて
よだか総研が運営する、根尾樽見のシェアオフィスGIDS。地域に関与する様々な才能が、自由に自主的に互助するための、辺境の空間です。
これまでの6年間で、9名のやクリエイターが「滞在デザイナー」としてGIDSに参画し、空き家をテーマにした映像作品や、音楽・ダンスによる表現など、自由で多様な活動を展開してきました。
9人目の滞在デザイナーとなったアーティストの佐々木紘子さんは2023年3月、当地域で制作ワークショップを企画実施しました。ワークショップのタイトルは、「ダンボールパズルで遊ぼう」。レーザーカッターでデジタル加工された独自の段ボールパズルを用いて、たくさんの子どもが、目的を定めずに、自由な造形を楽しみました。
この「自由な造形」を実現するために、佐々木さんとGIDSキュレーターは3つの方針を設定しました。地域の象徴的なシンボルを使用しないこと。すでに存在する自由を奪わないこと。そして、アート的に見せないことで、順位付けを回避すること。
参加者の自由を担保するための、こうした工夫や配慮の重要性は、アートに限らず様々な「場づくり」に共通するように思います。詳細はレビュー記事をご覧ください。
居住支援活動のご案内
よだか総研は岐阜県知事が指定する居住支援法人として、低所得者・子どもを養育する者・外国人・生活困窮者等に対する居住支援活動を行なっています。詳細はこちら。
第二版、発売中。
当地域の子どもの権利について調査分析した「息の詰まりそうな子どもと立ちすくむ大人のマガジン」第二版が好評発売中です。ご購入は<山ノ商店>で。
根尾川沿いの森に、子どもの森を作っています
揖斐川町谷汲上長瀬地区に、約4haの広葉樹林を取得しました。この森を、子どもたちが自由に遊び、学ぶ場にするための準備を進めています。関連情報やイベント等を、今後このメルマガでご案内します。